以前よりも光をまぶしく感じる、つらい、涙がでるなど、症状はさまざまだと思います。病気以外にも生活習慣に原因が隠れているかもしれません。原因を探り、一緒に解決していきましょう。
コンタクトレンズの適切な使用
コンタクトレンズを長年使用することで慣れが生じ、ケアが適切ではなくなってしまっている場合があります。不適切な使用を継続することで様々な疾患に繋がり、まぶしさを感じやすくなるなどの症状を起こすことがあります。
コンタクトレンズを使用する際には、装用時間や使用期限や使用方法を守り、正しい洗浄方法でしっかりケアしましょう。一度眼科で相談して、正しい使用方法やケア方法を学びましょう。少しでも違和感やなにかしら症状があれば、眼が傷ついている可能性もあります。今は何も症状がなくてもコンタクトを使用していると、ドライアイになりやすいため一度受診をしてみましょう。
十分な加湿
冷暖房によって室内が乾燥し湿度が低い状態となると目が乾きやすくなり、それが原因でまぶしさを過敏に感じることがあります。ドライアイの要因にもなります。加湿器を使用するなど、室内の湿度を適切にコントロールしてください。
また、顔に直接エアコンの風が当たらないように調整することも重要です。特にコンタクトレンズを使っている場合、目が乾きやすくなるため注意が必要です。日常的に目の乾きを感じていれば、眼科で検査をしてみてください。
パソコン・スマートフォン・タブレットの使用時間短縮
パソコン・スマートフォン・タブレットのディスプレイを長時間見ていると、無意識のうちにまばたきが減少し目が乾燥しやすくなります。眼精疲労やVDT症候群(IT眼症・テクノストレス眼症)まで症状を進行させてしまった場合、目以外の全身に症状が現れます。
こまめな休憩を心がけ、目を休ませながら使用することが重要です。
目の周囲を温めて血流を改善させることや、ディスプレイの位置、角度、照明の映り込み、目との距離や高さなどの利用環境を改善することも症状の改善につながります。
もし、肩こりや眼の疲れを感じていれば、眼科を一度受診しましょう。
紫外線によるダメージを軽減させる
紫外線のダメージを受けることで光を眩しく感じるようになる場合もあるため、長時間外出する際やスポーツを屋外で楽しむ場合はサングラスをするなどして目を紫外線から守りましょう。日焼けは皮膚だけなく、眼球も日焼けします。紫外線に長時間さらされたあとに、痛み、異物感等が少しでもあれば、受診をおすすめします。
適切な睡眠と休息
極端に睡眠や休息が不足している状態だと、まぶしさを強く感じやすい傾向があります。
ストレスを軽減するためにも適切な睡眠時間の確保や休息を確保してください。適切な睡眠や休息をとっても眼の疲れ・疲労感が残っている場合は、他の原因や眼の疾患が隠れている場合もありますので、眼科に相談してください。